バラの病気

予防が肝心です。
黒星病
<症状>
葉に黒い斑点ができ、黄色くなって落葉します。放置すると広がって葉をすべて失うことになります。一度できた黒斑はもとには戻りません。
空気伝染します。泥はねによる感染と言われますが泥はねしない1.8mのスタンダードのバラでも黒星病にかかります。 黒星病の兆候があれば健全に見える葉にもすでに菌は侵入しています。バラ全体を病気のない状態にするのは至難の業です。
<対策>
予防が一番大切です。病気にかかってからでは治すには多くの農薬と根気がいります。そして完治にはなかなか至りません。
春 花が咲くまでは結構病気に耐えているようです。そして花が咲き、気温が上がり、雨が多くなり葉が濡れている時間が長くなるとたちまち発病します。
注意事項
• 水やりの時、病気の兆候のある葉に水をかけ病気の元を飛び散らせないように注意する。
• 長時間葉を濡れた状態にしないよう潅水時間を考える。
• 被害を受けた葉を見つけたらすぐに取り除く。落ちた葉はすべて処分する。
<防除の仕方>
1. まだ芽が出ていないとき 殺菌剤を全体にかける。
2. 新芽が出てきたら 10日に一回殺菌剤を花が咲く前まで散布する
3. 花が咲いてきたら 2週間に一度殺菌剤を散布する
<薬剤>
ダコニール1000 殺菌剤としては万能薬です。しかし高温時は薬害が出ますので注意が必要です。
テトラコナゾール(サルバトーレME)予防治療効果
ミクロブタニル(ラリー乳剤)予防治療効果
マンゼブ(ジマンダイセン)保護殺菌剤
チオファネートメチル(トップジンM)強い浸透力 治療予防効果
メパニピリム(フルピカフロアプル)予防防除で安定した効果。浸透性、残効性、耐雨性あり 
ウドンコ病

ウドンコ病
<症状>
蕾、花首、新葉などとくにやわらかい部分に白い粉状のカビが発生します。状態がひどいと葉や蕾は縮れたり奇形になります。

※バラの苗を生産していての経験では一般的には湿度が多くじめじめした環境下で発生すると言われていますが、ハウス内が乾燥している時、ハダニが発生する環境下で多発します。天気のいい日にシャワーをかければ多発することなく、また7,8月の猛暑には発病しません。
<対策>
風通しと日当たりに気を付ける。窒素肥料分が多くカリ分が少ないと病気が広がるので窒素肥料分の多い肥料は控える。

<薬剤>
黒星病の防除に準じて殺菌剤を散布します。

灰色かび病
<症状>
花弁が多くやわらかいつぼみに灰色のカビが発生する。つぼみは開くことなくそのまま腐る。
<対策>
風通しを良くする。鉢植えは雨のかからない場所へ移動する。湿度が高く日照が少ないと発生しやすいので特に雨に多い時期は注意する。
咲き終わった花は早めに処分する。
<薬剤>
ダコニール1000(気温の低いとき) 
(メパ二ピリム)フルピカフロアブル

根頭癌腫病
<症状>
根の地際にこぶのようなものができる。放置するとこぶに栄養を取られ生育が悪くなる。

<対策>
根頭癌腫病耐性台木利用による生産。

枝枯れ病
<症状>
枝の切り口や傷口から雑菌が入り、変色して徐々に枯れる。
<対策>
剪定した後や台風などで枝が傷ついたときは発生しやすくなっているので注意する。
<薬剤>
ダコニール1000
ベンレート